ATP(全日本テレビ番組製作社連盟)が主催する「第28回ATP賞テレビグランプリ2011」において当社の2作品が「ドキュメンタリー部門・優秀賞」に選ばれました。
BS朝日
「戦場の花 東京ローズ」
~謎の謀略放送 女性アナウンサーの正体~
【受賞コメント】
栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。日米両国に残された断片的な資料・音声を掘り起こし、ひたすら向き合った日々。スタッフ全員が謎のアナウンサー「東京ローズ」に想いを馳せ、悩み、そして愚直に取材を重ねました。「努力すれば報われる」…大人になった今、とかく忘れがちなこの言葉を今回の受賞が思い出させてくれました。取材にご協力いただいた関係者、そして亡きアイバ戸栗さん・須山芳枝さんにこの賞を捧げたいと思います。
【審査講評】
作家ドウス昌代の労作で「東京ローズ」のことは大方わかっていたが、取材チームは更に深くその謎に迫ろうとする。当時の女性アナウンサーの消息を追うことで6人のローズを突き止め、500ページものFBIの極秘ファイルを入手、様々な秘話を解きほぐしながら、新たな東京ローズの真実を炙り出す。その執拗な取材の集約力には脱帽した。
- P:加納満 CD:高橋司
- D:渡部露子・会田昌弘・北村亜子
- C:濱野実・林雅彦・黒木幸一・河野健之
- VE:丹野基樹・木村雄
- 編集:北村英人
テレビ朝日
「報道発ドキュメンタリ宣言」
チェルノブイリ25年目の真実(前・後編)
【受賞コメント】
チェルノブイリに向かったのは3月10日。翌日、東日本大震災が起きました。私ごとではありますが、その日は44歳で亡くなった父の誕生日でした。東北出身の私は、学生時代バイクでよく走った海岸線や出会った方々を思い出しながら、取材を続けました。そして今回いただけることになったATP賞。授賞式は偶然にも、私の誕生日…亡き父と同じ年齢になる日です。天命というものがあるのなら…これからも被災地に向け、私なりにできることを考え続けていきたいと思います。
【審査講評】
東日本大震災の時、偶然にもチェルブイリに向かっていた取材班は、当初やることになっていた番組の意味を問い直す中で、石棺の内部映像を撮りながら、関係者の話は福島へのメッセージと受け取る。これが、今を生きる人々に伝えるドキュメンタリーである。また、様々な情報が飛び交う中で、放送を出していった覚悟と力量を高く評価したい。
- P:加納満 D:高橋司
- C:河野健之 編集:北村英人
The post ATP賞 2011ドキュメンタリー部門 W受賞! appeared first on ViViA|テレビ朝日映像.